- ディスクへのロギングを有効にするデータ・ストアへの接続では、接続中に追加のファイル記述子が2つ必要です。
- プロセスが発行するデータ・ストアのチェックポイントの実行中に、追加のファイル記述子が1つ必要です。
- トランザクションのコミットまたはロールバックの操作中に、追加のファイル記述子がオープンされることもあります。
TimesTenデータ・ストアへの多数の同時接続を保持するマルチスレッド・アプリケーションでは、オペレーティング・システムが各プロセスに許可しているデフォルトのオープン・ファイル数が少なすぎる場合があります。
- HP-UXの場合、デフォルトではプロセス当たり4096オープン・ファイルですが、調整可能なパラメータmaxfilesまたはulimitコマンド(cshユーザーの場合はlimit)を使用して増やすこともできます。また、setrlimitによってプロセス当たりの制限をプログラム的に設定することもできます。
- Solarisの場合、デフォルトの制限は256オープン・ファイルですが、ulimitコマンド(cshユーザーの場合はlimit)を使用して増やすこともできます。また、setrlimitによってプロセス当たりの制限をプログラム的に設定することもできます。
- AIXの場合、制限は2,048オープン・ファイルです。問題が発生する可能性は低いです。
- Linuxの場合、デフォルトの制限は1,024 オープン・ファイルです。問題が発生する可能性は低いです。
- Windowsの場合、デフォルトの制限は2,000オープン・ファイル以上です。問題が発生する可能性は低いです。
- Tru64の場合、制限は2,046オープン・ファイルです。問題が発生する可能性は低いです。
ほとんどのオープン・ファイル記述子は、データ・ストア・リカバリ・ログ・ファイルの読み書きに使用されます。プロセスでログ・ファイルのオープンに失敗した場合、データ・ストアはリカバリを必要とするものとして指定され、データ・ストアへの現在の接続はすべて終了されます。